ドクターとナースのメディカルスキンケアサロン リチェッタ from1996
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こちらは、ニキビの「治療」に関するお話しではありません。
リチェッタドクターから、毎日のお手入れ(スキンケア)によるニキビ肌のお手入れアドバイスです。
一般に病院では、抗生剤で細菌(アクネ菌など)の数を減らし、炎症を静める薬、排泄を促す薬、などで治療します。
その時に出来ていたニキビの炎症は改善されるかもしれませんが、日頃のニキビの出来やすい状態を解消しているわけではないので、また繰り返してしまう場合をよく見かけます。
これでは、ニキビの悩みは根本的にはなくなりませんでしょう。
そこで、少しでもニキビのできにくいお肌をめざして、日々のお手入れを工夫するアドバイスです。
ニキビ=アクネ菌、ではありませんよ。
アクネ菌はお肌に存在する常在菌の一つです。(これって、いわば共存しているってことです)
別にニキビのできていない毛穴にも、アクネ菌やら雑菌は居るはずですから・・
むしろ、ニキビのきっかけは、皮脂が毛穴に過剰に溜まり、アクネ菌が増殖してしまうことにありそうです。
毛穴に皮脂が「不必要に溜まる」と、アクネ菌達もぬくぬくと増えて、悪さをするようになります。
不必要に溜まるには、分泌がスムースにならず、「溜まる」場合と、
分泌がそもそも多すぎて、溜まりやすい場合がありそうです。(思春期はこんなことが起こりがち)
食べ物は動物性脂肪を減らして、チーズなど乳製品やチョコレートやナッツ類をあまり取り過ぎないように気をつけて・・・
睡眠時間もしっかりとって、規則正しい生活リズムを心がけて・・・
できるだけストレスも残さないように、気をつけて・・・
なーんて言われても、それができれば苦労はないですよね?!
皆様、そこんとこが、かみ合わないからこそ困っているんですし・・・ね?
それに、思春期のホルモンバランスなんて、どう逆立ちしても自分ではコントロールできません!
多少皮脂分泌が多くたって、毛穴の出口に目詰まりを起こさずに、常に皮脂がスムースに分泌されるようにしておけば、なんとかなることがほとんどです。
皮脂が過剰に毛穴に貯まり込むことがなくなり、アクネ桿菌の過剰繁殖も起こりにくくなります。
これはお肌のお手入れ方法をちょっと工夫するだけで、かなり解決できるのです。
肌のお手入れの基本は、「こすらない」「削らない」「ふさがない」・・です。
ニキビ対策に限らず、お肌の生理機能をじゃませずお手入れするコツは、角質表面をこすらないことなのです。
お肌をこすると、角質細胞は、ささくれ立ったように縁がむけ上がってしまい、細胞の隙間ができて保湿力が低下します。
すると、乾燥を防ぐ為に皮脂をたくさん分泌して、表面に保湿の為の被膜を形成します。
この生理的な自然の反応が、皮脂分泌の「活発→過剰」を引き起こしてしまいます。
よかれと思って、スクラブ洗顔やピーリングパックなどを続けていると、角質細胞はその都度こすられ、削られてしまいます。
するとやはり整理反応として、角質細胞は、ターンオーバースピードを早めて、角質層の厚みを元に戻そうとしますので、連動して毛穴出口の閉鎖(=目詰まり)を起こし易くしてしまいます。
とは言え、きちんと洗顔しなければ(ましては、メイクを落さなければ)空気に触れて時間の経った皮脂や汚れが、角栓となって、直接毛穴の出口を塞いでしまいますから、余分な皮脂や汚れはていねいに落さねばダメなのです。
また、保湿力の低下した状態で、お肌が突っ張るからといって、こってりしたクリームや乳液を塗ると、生理的な皮脂分泌をふさいでしまいます。
勿論、メイクを長時間塗ったままにしておきますと(ふさぐ)、皮脂や汗の生理的分泌を妨げてしまいます。
ですから、ニキビの赤みが気になるからと、こってりしたファンデーションを塗り込まないで下さい!
ますます毛穴をふさいで、目詰まりが解消しにくくなります。せめてパウダー程度の薄化粧とし、なるべく早くにメイクを落としましょう!
(あっとこれも働く女性には、結構無理な事なんですよね?)
せめて、疲れて帰宅して、(飲んだくれて)そのまま寝てしまいたいーっと思っても、顔だけは洗って下さいね。ね!
毎日優しく洗顔、さぼっちゃダメですよ!
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