ドクターとナースのメディカルスキンケアサロン リチェッタ

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リチェッタ日記

                       

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リチェッタの日記

1999年 スタッフHARU 全国行脚の年

「レガロスキンケアシステム」を他のサロンへ紹介する為に、北海道から九州まで、ドクターHARUが直接講習する行商の旅が始まりました。

(なんかこの「あんぎゃ」に鼻母音を加えて、「あんにぎゃ」ってな気持ち・・おわかりになりますか?自信を持って、お知らせしたいような・・でも飛行機に乗るのやだな・・ってところの、葛藤です。)

この頃、巷ではケミカルピーリングがブレークする中、同じフルーツ酸を使いながらも、全く異なるコンセプトで開発したスキンケアを、こつこつと(そのこだわり部分を)伝道?して廻りました。

2月23日:九州は福岡へ

遠方への出張の第一弾、は福岡。

実は、ドクターHARUが整形外科ローテーションの仕事で、1年間生活した場所。久々の福岡空港で、ちょっとなつかしい景色に再会しました。と共に、HARUの飛行機トラウマとなっている場所。

当時行きつけの餃子屋さん(確かテムジン)へは行かれませんでしたが、代理店の方の取り計らいで、地鳥鍋を御馳走になりました。暖まって美味しかったー。

帰りも飛行機に乗らざるを得なくって、ほんとうは憂うつな気分が、少し解消される晩餐でした。

勿論、スキンケアの講習会も、午前午後の2度、きちんとしましたよ。朝から山盛りの天ぷらと丼飯、は迫力でした。

やっぱり、出張もいいのかな・・飛行機に乗らずに済めば、もっといいけど・・

4月:基礎化粧品の開発開始

スキンケアを始めた当初、超音波とフルーツ酸を使った施術部分を中心に研究して、ほんとにコアな部分しか開発せず、その前後に必要となるクレンジングやパックなどは、入手できる化粧品を使って、柔軟に対応すれば良いと思っておりました。

とーこーろーが、実際にスキンケアを行っていると、リチェッタには、なぜかお肌の敏感なお客様が多く、アルコールや香料やコラーゲンなど、お肌に刺激になる成分を極力含まないシンプルな化粧水などを探すのがひと苦労でした。

特にアルコール添加のない製品を探すのに苦労し、またせっかく見つけても、シーズンが変わるとラインアップが変わって、同じ配合成分の化粧品がなくなってしまうのです。(これ、化粧品の開発を行ってわかりましたが、大手の化粧品メーカーは、シーズン分の化粧品を作ると、次のロッドでは、また内容を変えて新しい化粧品を販売することが多いらしいのです)

確かに、それまで手術後に定番として利用していたRocのUVカット用ファンデーションも、配合成分が次々と変更されるようになり、合わなくなってしまった方々がいました。

それまでは、医療用として推奨されていた化粧品まで、配合成分が変化してしまうのでは、とうてい安定した内容が維持される化粧品なんぞ無いんだ、と愕然とした感じでした。(ある意味、ユーザーの立場で考えていないですよね)

苦肉の策のオリジナル化粧品開発

そんなこんな、施術で使用する化粧品選びに難渋していた時、我々の化粧品開発プロデューサーT氏が「いっそ納得できる化粧品を作っちゃえば」と我々をそそのかして下さったのです。

まだまだ気力も体力も十分であった我々は、まんまと?このアドバイスに乗って、オリジナルの化粧品を作ることになりました。

なんだか、勢いってある物なのですよね。(五十路も中頃になった現在では、とてもやりきれないかもしれない。)

実はスタッフ3人は、それぞれが非常に敏感肌、さらにドクターの母親が、より強烈な敏感肌、おまけにリチェッタに集まってみえるお客様方にも、手強い敏感肌の方が多くって・・・
開発魂をくすぐるって言うか、実験材料が豊富というか・・
自分たちのお肌をクリアすれば、結構いい物ができるじゃーんって感じでした。

皆ーんなが、使い心地のイイ化粧水をつくれーって言うものですし・・

そしてこの日より、化粧水とエッセンスの試作品を試し、「いいの 悪いの」と一喜一憂の日々が延々・・・・・・・・と続くのでした・・・

(我慢強いですよ、ドクターHARUは・・)

4月13日 北海道へ

そんな中、HARUは北海道へ講習会に出かけました。

またしても嫌いな飛行機です!

広ーい北海道のあちこちから、わざわざ出向いて下さったサロンの方々とふれあい、またまた皆様の素顔を拝見し、(実習すれば、皆お化粧は落としてしまいますから・・)活発な講習会でした。

そして帰りがけに、またまたセットアップしていただいた、美味しい北海道の海の幸を食べて、HARUは大満足でした。空港ロビーまで、現地の代理店スタッフの方々にお見送りしていただき、ちょっと嬉しかったです。(飛行機はいやなんですけどね)

試作化粧品のチェックチェックチェックぅー・・・

ドクターHARUが、自分なりにお肌の生理学を念頭に、配合成分を指定して、化粧品エンジニアの方へお願いします。

初めは、化粧水と美容液の2種類。

するとエンジニアの方は、その内容に見合う成分を選び出し、且つたーくさんの経験を元に混ぜ合わせて下さいます。この部分は、一朝一夕には絶対にできません。

自分たちでも見よう見まねで、ビタミンCなどを混ぜ合わせてみましたが、ぜーんぜんお話になりません。
やはり「餅は餅屋」

そして、一度の試作で3〜4種類の製品ができあがってきますので、1タイプずつ順番に皆で試します。毎日使って、3週間は使い続けます。

低刺激化粧品 試作・・シンプルで、いかにもプロトタイプって感じでしょう?

なんとなくお肌に合わない物を使っていると、徐々にお肌が荒れてきます。そして失格となります。(勿論、使い始めに誰かのお肌に合わない物は、即退場!です)

一人のお肌にイイ感じでも、他の誰かがしっくりこなければ、やはり失格です。

3種類の試作をためすにも2ヶ月以上の日数がかかり、結局合格がなければ配合成分を検討して、次の依頼となります。

さぞやエンジニアの方も、面倒だったと思います。

10月:まだ続く、講習会の旅

仙台出張

行商の旅、今回は仙台での講習会開催のため、新幹線に乗って出かけました。(当然、飛行機には乗りません!)

もう十分に涼しい季節、日常の生活圏より北に移動したことを実感させられました。ここでは、東北エリアの広範囲から集まっていただいたサロンさんとのふれあいです。

エリアによって、皆様の気質にも違いがあるので、講習後の質問など雰囲気が違います。日本も広い!と実感しました。

お土産に、「霜柱」という水あめを薄く固めた菓子を購入。これって、以前からのお気に入りなのですが、素朴な味わいと、サクサクした不思議な触感が良いのです。溶けてしまうので、夏場は手に入らないのですが、ゲットできました。

(2011年の東関東大震災の影響を受けて、大変だったようですが、早期に再開されましたので、早速購入しました。)

名古屋出張

続いて1週間後には名古屋での講習会。名古屋は以前、医療用レーザー治療の講習の為、訪ねたことがありましたが、今回で2度目。

ここでは、残念ながらおいしい手羽先を食べる間も無く、とんぼ返りの日程でした。

別にドクターHARUは、食べたりお土産をゲットする為に出かけている訳では無いのですよ、念のため・・

でもちょっと残念。

ここで、一旦出張講習会は一区切りとなりました。HARUのお出掛けも一区切り!

 

淡々と化粧品の試作チェック

まだまだ、化粧品の試作チェックは続きます。使ってみてなんぼ、の世界ですから、裏技なんてありません。

ひたすら使ってみます。

試作チェック
時には、一息 Fuuuu

年末の出来事は、わすれてしまった・・ので、おしまい。

 

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