ドクターとナースのメディカルスキンケアサロン リチェッタ

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リチェッタの日記

2000年、まだまだ続く化粧品開発の日々

1月:

1999年中には仕上がらず、結局年越しとなったオリジナル化粧品の開発ですが、そろそろ「イイ感じ」に仕上がりつつあり、もう一息と頑張る新年です。

化粧品開発
別に 自分で配合成分をコネコネしているワケではありませんけどね。

そういえば、コンピューターの2000年問題

巷の会社では、コンピューターの2000年問題で大騒ぎでしたね。

リチェッタはMacを使用していますので、全く関係なし!
システムエンジニア?HARUは、以前からデーター処理には気を使って、きちんと4桁の日付を使用しておりましたので・・ふふふ・・アップル万歳!

初期のMac・・リチェッタ初期のiMac Tangerin

2月:二人のリチェッタ

スタッフNAOが、引っ越しの為1週間のお休み。

まあ、そもそもが個人商店ですから、最終的にはとうちゃん、かあちゃんの二人でお店番をするのが当たり前の事なのですが、体の弱い?HIDEとHARU、無理の無いように、こなしました。

それでも、じわりと疲労がのしかかり、もう若くない事を実感した二人です。(今ー2011年ー思えば、ずっとずっと若かったのですが、営業時間以外の雑務が多すぎて、その分疲れていた気がします)

化粧品の容器選び

そろそろ内容の煮詰まってきた化粧品に対しての内容に対して、容器選びが始まりました。

コンセプトはずばり、安くてシンプルなこと!できるだけ販売コストが上がらないようにしたかったのです。

見栄えのきれいな容器は、大手の化粧品メーカーにお任せ、我々は中身で勝負!ってな感じでした。

なんだか薬品容器みたいでもあり・・・(でも結構気に入ってます)

でも、ラベルは自分たちでデザインしたロゴを配してもらえるように、自作です。(ここは妥協できません!)

てなワケで、またまた夜なべ仕事です。

レタリングでロゴ作り・・今度は2度目。リチェッタのロゴ用にストックしたレタリングシートとにらめっこ。
キコキコとデザインに没頭するHIDE。

そして、できあがったロゴには、大変なイワク付き。→→詳細は別のページでご紹介します。

4月:ついにローションとエッセンスの完成!!

当時は、化粧品の全成分表示は行われていない時代でしたから、配合成分の全てが明確に把握できることの安心感は他に変えられませんでした!

自分たちで配合を変えない限り、ずっと同じ製品が手に入ることも、またうれしいものでした。

オリジナル化粧品・・そして、自分たちでデザインしたロゴ付きです!

エッセンスに問題の発覚

ローションには、何の問題もなく仕上がっていましたが、エッセンスには、ちょっぴり不安がありました。

より保湿性を高めるために、エンジニアの方の勧めで、海藻エキスを加えてあったのですが、保湿感が高まるかわりに、表面に保湿膜(NMFと呼ばれる被膜)を形成するため、ややぺったりした感触が残ることが、HARUにはちょっぴり不満だったのです。(できるだけ人工的な被膜は残さないようにしたかったので・・)

おまけになんたることか、後日、HIDEとHARUの母親の二人の肌に合っていないことが発覚!!

スタッフNAOを含め、それ以外の人では、問題はなかったのですが・・

数ヶ月使用し続けたところで、HIDEのお肌が、なんとなく、微妙に、荒れ始めました。

お客様には、このエッセンスの保湿力が気に入っていただけていましたので、しばらく様子をみましたが、後日エッセンスの配合成分を見直すことになりました。

6月:広告手段の転機

リチェッタを始めてから、ずっと気になっていた懸案事項は、広告手段の見直しです。

我々サロンのこだわりや特徴を情報発信するには、既存の広告媒体やタウン誌の記事では制約が多く、なかなか思うように伝えられなという点でした。(例えば、リチェッタでは実際にドクターとナースが施術をしているにもかかわらず、タウン情報誌では、一般のエステサロンとの差別がつきすぎる、という妙な基準により、ドクターの記載が一切認められませんでした。へんでしょ?)

その割にコストが高価で、利用価値が見いだしにくかったのです。

さんざん検討した結果、この頃少しずつ一般のユーザーにも拡がりつつあった、インターネットの世界を利用してみる事に決めました。

とは言え、具体的にホームページの作り方を知っている人間は、回り皆無!もう、めちゃめちゃつらいスタートとなりました。(かみさんは、嘘だと言いますが、HARUはもともとパソコンが大嫌いでしたから・・)

まずは、本屋さんで解説書の購入・・なのですが、これが意味不明の単語ばかり・・

ちょいとページをめくってみても、「パール」って真珠?「アパッチ」って西部劇かいな??なに、「ウエッブ」と「ホームページ」って違う事?・・・とにかくできるだけ図や絵の多い解説本を探しました。

実際に制作するソフトも、なるべくワープロ感覚でいけそうな物を探しました。(当時いくらもソフトはなかったので、直ぐにきまりましたけどね・・)

それにしても・・「プロバイダー」ってナンジャ?!「ドメイン名」って誰?!ってな感じで・・必死にネットの世界に踏み込むHARUでした。

この頃のインターネット接続って、ピーコピーコ、ジーンジーンって変な音がするんですよね。パソコンを立ち上げると瞬時にネットにつながってしまう今となっては、実にもどかしい時代、でしたよね。ね?

8月:めでたくホームページ開設

6月に始めたホームページ作りも、気が付けばもう9月になろうかという残暑の夜中、一人自宅のMacから恐る恐る
レンタルサーバーなる場所?へホームページを登録!!(アップロードなんてスマートな事じゃあ、ございやせん)

ついにホームページの立ち上げに成功!

             ぅエライっ!!(だれにも言ってもらえず独り言)

これを機に、リチェッタは他の広告を一切やめてしまいました。勿論、街角にも「看板」の1枚もないお店です!
(ほんとに大丈夫なんだろうかぁ~、って当時は思っていました)

リチェッタの場所・・ビル管理組合の規約により、一切の看板を出せません。窓にも。
完全な知る人ぞ知る「隠れ家」状態です!(誰にも知られなければ、それっきり、これっきりです・・・)

今やインターネットが当たり前の時代ですから、表の看板は不要なんですが・・・ でも初めての場合は、勇気がいりますよね?きっと。

10月:陸路で出張

名古屋でサロン向け講習会の為、久々にHARUは出張。今回は、勿論 電車!です。

HARUは鳥肉大好き人間故に、うっすらと名古屋の手羽先を楽しみに出かけた(いえ、勿論 主目的はレガロスキンケアの講習です)のですが・・
講習終了後直ちに戻ることとなり、お楽しみは全くなし。残念な、いえいえ充実した出張でした。(しょぼーん)

これで全国行脚の旅は、ひと区切りとなりましたが、手術室にこもりっぱなしの生活をしていたHARUには、出張は貴重な経験でした。

11月:恒例の酉の市

1999年何とか過せたので、来年はより発展する為に、酉の市で去年よりすこし大きめのクマデを購入。

ちょっと恥ずかしさをこらえつつ、クマデを前方へかざしながら歩きました。また1年、お店が栄えますように。

 

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